エマタビ

方向音痴の心配性トラベラーが「低予算だけど安全に」をモットーに海外おひとり様旅行記を発信します

シンガポールで変わった名前の南国スイーツ「チェンドル」を食べてみる

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こんにちは、一人旅は予定をぎっしり入れたい派の山田エマです。

ほとんど毎日暑くて湿度も高い国、シンガポール。
そして、この暑さと湿度が予想外に体力を奪います。
そんな常夏なシンガポール観光の合間には、涼をもとめて冷たいデザートが食べたくなります。


歩き回ってかばんにいれた飲み物もすっかりぬるくなってしまった頃、
ふらっと入った甘味処、フードコート、ホーカーセンターなどで「緑のにょろにょろ」がのったかき氷を目にすることがありました。
「一体あれは何なの?」と好奇心をかきたてられ、でも「見た目がちょっと‥‥」と敬遠する気持ちもありながら、現地でしか食べられない物に挑戦するのが旅行の醍醐味だからと、実際に食べてみることにしました。

今回は、不思議な見た目の人気スイーツ「チェンドル」をご紹介します。

 

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これがチェンドルです。茶色のシロップがグラマラッカというヤシ砂糖で、黒砂糖に似た味。
ココナッツミルクのなかで溶け合うと深い味わいになります。

シンガポールで人気のデザート「チェンドル」とは?

チェンドルはマレー語で、インドネシア、マレーシア、シンガポール、ミャンマー、ベトナム、タイなど東南アジアで広く人気のあるスイーツです。
インドネシアではチェンドルはドリンクとしても親しまれているそう。

このかき氷にチェンドルをのせるスタイルは、もともと中国本土からマレーシアのマラッカやペナン島などに移住してきた中国系の人々とマレー、ヨーロッパの文化が融合したプラナカン文化が息づくスイーツとして生まれました。そして次第にシンガポールでも人気となったデザートだそうです。

また、このかき氷にチェンドルをのせるスタイルの発祥地はマレーシアのマラッカなのですが、海外のメディアでチェンドルはシンガポールのデザートのように報道することがあり、マレーシア人は自分たちの国のデザートだって主張したりする論争があるみたいです。
 

チェンドルって何が入ってるの?

チェンドル(Cendol)の基本的な材料は、ヤシ砂糖(Palm suger) とココナッツミルク味のかき氷がベースで、茹でたあずきやパンダンリーフ風味の緑色のゼリーが上にのってるのが特徴的です。

 

「細長い緑のにょろにょろ」の正体は?

まず、かき氷の上に乗ってる「緑のにょろにょろ」についてご説明します。
パンダンリーフという植物を茹でてジュース状にして、米粉などと煮詰めて、細長く棒状に形成して作られています。パンダンリーフはタコノキの葉とも言われ、甘いバニラみたいなアロマティックな匂いがします。
ゼリーの緑色はパンダンリーフで色付けされているので、こんなに鮮やかな緑なんです。

 

そして、この緑色のゼリーの名前が「チェンドル」なんです。かき氷の名前の由来であり、主役でもあります。なので、これなくして「チェンドル」とは言えないのです。

  

そもそも「チェンドル」っておいしいの?

チェンドルは青臭さはなく、バニラの風味をほのかに感じました。食感はゼリーよりも弾力があり、ぷりっとした舌触りです。噛まずに飲み込めるくらいツルっとしています。
野外で食べるならシンガポールの気温の高さで、しばらくしないうちに氷はとけてしゃばしゃばになります。豪快に混ぜていっきに喉に流し込むとパンダンリーフのバニラのアロマティックな香りとココナッツミルクとヤシ砂糖が絶妙に合わさって、口いっぱいにおいしさが広がり、東南アジアを訪れている実感がわいてきました。

 

 おわりに

名物スイーツといわれながらあざやかな緑色の具合から、食べるのを敬遠していてはもったいないおいしさです。日本では食べられない、不思議な見た目の南国のかき氷「チェンドル」に挑戦してみてはいかがでしょうか。きっといい旅の思い出になりますよ。